戦後80年:モンゴル抑留の記憶から考える、日本が目を背けてきた「加害の歴史」の総括(第35集)

今年は戦後80年、メディアが戦争を扱う8月ジャーナリズムの季節です。
映画『ラーゲリより愛をこめて』の舞台となったモンゴル抑留の記憶は、私たちが忘れてはならない歴史の一部です🤔。

しかし、日本が向き合うべき歴史は「被害」だけではありません。
リスナーから寄せられたメッセージを元に、重慶爆撃や731部隊といった「加害の歴史」を知ることの重要性を深掘りします。

なぜドイツは隣国と共同で歴史教科書を作れたのか?
その背景にある「総括」の姿勢は、複雑な国際関係を生き抜く私たちにとって不可欠な視点となるでしょう。
知識と多角的な視点を持つことの重要性を再確認します✨。


戦後80年、今こそ問われる「加害の歴史」との向き合い方

8月ジャーナリズムという言葉もありますが、ホストの立山は、夏は戦争について考える良いきっかけだと考えています。
複雑な国際情勢を理解する上で、戦争というトピックは避けて通れません。


「知ること」の大切さ:SNSの分断を超える共通基盤

リスナーからは、世論や意見の分断が激しいSNS時代だからこそ、「まずは事実を知り、その共通の土台となる知識と言語を持つこと」 が大切だという意見が寄せられています。

ホストの立山も、すぐに役立つ簡単な答えに飛びつくのは一種の思考停止であると警鐘を鳴らしています。
複雑な世界だからこそ、考え続けていくプロセスが大事だという認識が重要です。


恥ずかしながら知らなかった…重慶爆撃と731部隊

リスナーの多くが、重慶爆撃や731部隊といった日本の「加害の歴史」について、詳しく知らなかったという驚きや胸が痛むという感想を寄せています。

加害の歴史について「どちらが良い悪いではなく知識として持っておきたい」という姿勢や、「まずは己が知ること、向き合うことが必要」 という考え方が、多くの聴取者の中で共有されています。

カメラマンの室谷氏の言葉として紹介された 「知らないことが相手を傷つけることもある」 という言葉は、特に共感を呼んでいます。

加害の歴史は、被害の歴史とは異なり、向き合うのが辛いものかもしれませんが、日本人として直視していかなければならない歴史です。

感じたポイント👌:SNSなど、すぐに答えが出る情報に囲まれている現代において、国際報道を通じて「事実を知り、考え続けること」の重要性が、読者の間で強く認識されていることが伝わってきます。

戦後80年:モンゴル抑留の記憶から考える、日本が目を背けてきた「加害の歴史」の総括(第35集)

今年は戦後80年、メディアが戦争を扱う8月ジャーナリズムの季節です。
映画『ラーゲリより愛をこめて』の舞台となったモンゴル抑留の記憶は、私たちが忘れてはならない歴史の一部です🤔。

しかし、日本が向き合うべき歴史は「被害」だけではありません。
リスナーから寄せられたメッセージを元に、重慶爆撃や731部隊といった「加害の歴史」を知ることの重要性を深掘りします。

なぜドイツは隣国と共同で歴史教科書を作れたのか?
その背景にある「総括」の姿勢は、複雑な国際関係を生き抜く私たちにとって不可欠な視点となるでしょう。
知識と多角的な視点を持つことの重要性を再確認します✨。


戦後80年、今こそ問われる「加害の歴史」との向き合い方

8月ジャーナリズムという言葉もありますが、ホストの立山は、夏は戦争について考える良いきっかけだと考えています。
複雑な国際情勢を理解する上で、戦争というトピックは避けて通れません。


「知ること」の大切さ:SNSの分断を超える共通基盤

リスナーからは、世論や意見の分断が激しいSNS時代だからこそ、「まずは事実を知り、その共通の土台となる知識と言語を持つこと」 が大切だという意見が寄せられています。

ホストの立山も、すぐに役立つ簡単な答えに飛びつくのは一種の思考停止であると警鐘を鳴らしています。
複雑な世界だからこそ、考え続けていくプロセスが大事だという認識が重要です。


恥ずかしながら知らなかった…重慶爆撃と731部隊

リスナーの多くが、重慶爆撃や731部隊といった日本の「加害の歴史」について、詳しく知らなかったという驚きや胸が痛むという感想を寄せています。

加害の歴史について「どちらが良い悪いではなく知識として持っておきたい」という姿勢や、「まずは己が知ること、向き合うことが必要」 という考え方が、多くの聴取者の中で共有されています。

カメラマンの室谷氏の言葉として紹介された 「知らないことが相手を傷つけることもある」 という言葉は、特に共感を呼んでいます。

加害の歴史は、被害の歴史とは異なり、向き合うのが辛いものかもしれませんが、日本人として直視していかなければならない歴史です。

感じたポイント👌:SNSなど、すぐに答えが出る情報に囲まれている現代において、国際報道を通じて「事実を知り、考え続けること」の重要性が、読者の間で強く認識されていることが伝わってきます。

東南アジアと中国:忘れられない日本の「加害」の記憶

田中角栄訪インドネシアでの暴動と外交の裏側

リスナーからは、インドネシア人の祖父が日本の統治時代について語ってくれたが、謝罪を求めてこなかったという体験談が寄せられています。
しかし、インドネシアもまた日本の戦争によって大きな被害を受けた国です。

1974年に田中角栄総理がインドネシアを訪問した際、反日デモが起き、日本の自動車が焼き討ちにあうなど、暴動が激しすぎて田中総理がホテルから出られなくなったという話が紹介されました。
当時の外交官は、この生々しい戦争の記憶が残る時代に、田中総理が若い外交官たちに戦争の歴史の話をしてくれたというエピソードを語っています。

東南アジアは今や日本の重要なビジネスパートナーですが、同時に日本の戦争の加害の歴史が深く残っている場所でもあります。
加害した側は忘れがちだが、被害者は忘れないという事実を認識した上で、お付き合いをしていくことが大切です。


中国との歴史認識ギャップ:謝罪の主体をめぐる問題

中国は、日中国交正常化の際に日本側が戦争被害について謝罪したことを、一般人もよく知っています。

この点について、韓国のように「国は謝罪したが、個人には謝罪していない」という反応があるのかという質問がありましたが、中国ではそのような議論は起きていないとされています。

これは、韓国は軍政下で日韓条約が結ばれた後に民主化が進み、個人の謝罪をめぐる裁判が起こされたのに対し、中国ではそのような経緯がないため、韓国とは事情が違うという分析がなされています。

感じたポイント👌:中国国内では、日本の戦争の歴史について愛国教育を通じてしっかり教わっているため、日本人が歴史的知識に乏しいことに対するコミュニケーションギャップが生まれているという指摘が、以前の配信でもなされていました。国際的な対話を進める上で、自分の国の歴史について知識を持つことが、偏見を解消する上で非常に重要だというメッセージが繰り返し強調されています。


この記事をまとめると…

この記事では、モンゴル抑留の記憶を語るポッドキャストを通じて、戦後80年の日本が向き合うべき「加害の歴史」の総括について深掘りしました。

  • 知ることの重要性: SNSによる情報分断が激しい時代だからこそ、重慶爆撃や731部隊などの事実を「知識」として知ることが、他者との対話や偏見の解消に向けた共通の土台となります。
  • ドイツの教訓: ドイツはポーランドと共同で歴史教科書を作成したり、街中に「つまづきの石」を設けたりするなど、被害国と連携し、日常の中で歴史を忘れないようにする総括の姿勢を示しています。
  • アジアの記憶: インドネシアなど東南アジア諸国にも日本の加害の記憶は深く残っています。加害した側が「過去のこと」として忘れがちであるのに対し、被害を受けた側は忘れないという現実を理解し、お付き合いを続けることが、外交上もビジネス上も不可欠です。
  • 多様な価値観: 世界には様々な価値観があります。日本人だけが特別ではないという認識を持ち、隣国との関係や歴史から学ぶ力を養うことが、グローバル社会で求められています。

配信元情報

  • 番組名:北京発!中国取材の現場から
  • タイトル:第35集「ラーゲリより愛をこめて」モンゴルに残る日本人抑留者の記憶
  • 配信日:2025-08-19

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