😮💨 2025年を迎え、AI活用は「使う」フェーズから「自動化する」フェーズへと進化しています。チャットGPTやジェミニーを手動で操作する時代は終わりを告げ、AIが自律的に動き出す未来が到来しました。本記事では、AIオートメーション、AIエージェント、そして非エンジニアも開発可能にするAIドリブンデベロップメントという、2025年に注目すべきAIトピック3つを深掘りします。あなたの業務効率を劇的に変える可能性を秘めた、最新のAIアプローチを解説します。🚀✨
2025年 AI活用は「自動化」へ!AIオートメーションの衝撃
2025年の個人的に気になるトピックの1つ目は「AIオートメーション」(AIの自動化)です。以前からこのトピックは取り上げられていましたが、その重要性は増しています。
現在、私たちはチャットGPTやジェミニー、クロードといったAIを手動で操作しています。しかし、人間が手動で操作している限り、24時間365日、AIを動かし続けることは現実的に困難です。
24時間稼働でタスクを自動処理
AIオートメーションのアプローチは、「AIを自動化し、24時間稼働させる」ことです。これにより、私たちがご飯を食べている時や寝ている時でも、AIが自動で動き、タスクをこなしてくれるようになります。
例えば、AIが24時間体制でサイトを巡回し、特定の最新情報を集めてくれたり、社内の誰かが資料を作成した際に、AIが自動で文章構成やレビューを行ってくれるといった細かいタスクの自動化が可能になります。アメリカのスタートアップであるCreate XYGのCEOも、AIオートメーションについて言及しており、この流れは世界的に加速しています。
実装はノーコードツールで手軽に
AIオートメーションを実装する方法は大きく分けて2つのアプローチがあります。
- プログラムから操作する:Pythonなどのプログラミング言語を使ってAIを操作する(ただし、敷居は高くなる)。
- ノーコードツールで実装する:コードを書かずに、ブロックをつなげるような形で一連の処理を実装する。
ノーコードツールの中では、Make(M-A-K-E)が個人的にはおすすめです。無料プランの枠で比較すると、Zapier(ザピアー)よりもMakeの方ができることが多いというメリットがあります。これらのツールを通じてOpenAIやClaudeのAPIと接続することで、24時間AIを稼働させることができます。さらに複雑な処理を実装したい場合は、オープンソースの自動化ツールであるN8n(エイトエヌ)も選択肢になります。
感じたポイント👌:ノーコードツールを使えば、プログラミング経験がなくてもAIを24時間働かせられるのは大きな魅力です。まずは無料プランでMakeを試してみるのが良さそうですね。
自律的な行動を開始!AIエージェントの本格的な台頭
2025年に注目すべきトピックの2つ目は「AIエージェント」です。
AIエージェントの定義と出張タスクの例
AIエージェントとは、簡単に言えば「自律的に動作するAI」のことです。人が設定した目標に対し、AIが必要なデータを収集し、そのデータに基づいて自己決定をしながら目標達成のために動作するプログラムを指します。
例えば、AIエージェントに「来月の出張に関するタスク」をお願いするケースを想定してみましょう。
- 最安値の航空券を検索し、手配する。
- 出張先の住所から近隣の宿泊施設を調べて予約を取る。
- 最終的に出張スケジュールを組み、関係各所に共有する。
このように、AIが自律的に動いてタスクを一気通貫でこなしてくれるのがAIエージェントです。ただし、現時点ではハルシネーション(AIの嘘)のリスクがあるため、すべてAI任せにはできないタスクも多く存在します。
導入環境の整備と国内事例
AIエージェントという概念自体は以前からありましたが、AIモデルの性能向上により、利用できるシーンが増えてきました。2024年あたりからAIエージェントの露出が増え、2025年はさらに話題になると予想されます。
AIエージェントの実装には、OpenAIが発表した実験的なフレームワークであるSWOM(スウォーム)のようにコードを書いて実装する方法、またはノーコードツールで実装する方法があります。ノーコードでは、先に挙げたN8nや、国内でノーコードのAIチャットボットを作成できるDFI(ディーファイ)がAIエージェントを実装する機能を搭載しています。
国内事例では、プリンターなどのオフィス機器を販売するRICO(リコー)が2024年11月末に、DFIと連携し、現場の社員による業務効率化の取り組みを開始したことが発表されています。DFIは無料で利用できるため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
感じたポイント👌:AIエージェントの本格的な活用は、企業の業務フローを一変させる可能性を秘めています。特に、RICOのように現場主導で導入が進んでいる国内事例があるのは心強いですね。
驚愕の事例:3000万円の開発が120万円に(続き)
- AIによる解決: 1年前の衛生画像と現在の衛生画像を比較し、利用状況が変わった土地をAIで検出するプログラムを開発。
- 結果: 外部に依頼すると3,000万円以上かかるとされる開発費を、AIを活用して約120万円で内製化できた。これにより、費用は約30分の1に抑えられ、社内(庁内)で迅速かつ柔軟に対応できるメリットが生まれた。
これらは、本来開発とは関係のない部署でも、AIの力を借りて業務の課題を解決するソフトウェアを自分たちで作れるという、AIの可能性を強く感じさせる事例です。
AIを使った開発を支援する環境
AIを使った開発のハードルは確実に低くなっています。
OpenAIからは、ライティングやコーディングをチャットGPT上でインタラクティブに修正できる「Canvas」機能が実装されました。これにより、チャットGPT上でコーディングがしやすくなっています。
また、O1 miniや、今月末(2025年1月末)にはO3 miniというコーディング関連のタスクに強いモデルが登場しています。これらのモデルを使えば、より高性能なAIの力を借りて開発を行うことが可能です。
最適な開発ツールは「Cursor」
AIを使った開発を行う際、チャットGPTのチャット画面で作業するよりも効率的なのが「Cursor」(カーソル)というツールです。
これはAI搭載のコードエディターであり、コードを書きながら、同じ画面でチャットGPTやクロードなどのAIに質問をし、その回答をすぐにコードに反映することができます。以前、AI文字起こしアプリの開発者も開発にCursorを使っていると語っていました。
プログラミングの知識は「全くのゼロ」で良いわけではないものの、基礎的な知識があれば、AIを使った開発の幅は格段に広がります。2025年は、AIドリブンデベロップメントによって、開発とは遠い人でも社内の課題をプログラミングで解決していく時代になると予想されます。
感じたポイント👌:善通寺市の事例は衝撃的です。3,000万円のコストがAI活用で120万円に削減され、内製化できるというのは、AIドリブンデベロップメントがもたらす最大の破壊的イノベーションだと感じました。
この記事をまとめると…
- AIオートメーション:AIを24時間自動で稼働させ、業務効率化を推進する手法。ノーコードツール(MakeやN8n)を活用した実装が現実的である。
- AIエージェント:自律的にデータ収集と自己決定を行い、複雑な目標を達成するAI。ノーコードツールであるDFIなどもAIエージェントの実装に利用可能であり、国内企業での活用事例も出ている。
- AIドリブンデベロップメント:AIを活用してソフトウェア開発の効率化を図る手法であり、非エンジニアでも社内の課題解決のためのシステムを開発できるようになっている。開発にはCursorなどのAI搭載コードエディターが推奨される。
配信元情報
- 番組名:AIロボシンク
- タイトル:2025年に注目しているコト👉AI Automation, AI Agent, AI Driven Development
- 配信日:2025-01-07


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