😮💨 アプリケーション開発の常識が今、大きく変わろうとしています。プログラミングの知識なしに、テキストで会話するだけでウェブサイトやアプリを作れるサービス「Create.xyz」をご存知でしょうか?
本記事では、アメリカ・サンフランシスコのAIスタートアップであるCreate.xyzのプロジェクトコーディネーター、きなこさんへのインタビューを基に、テキスト to アプリの最前線と、彼らが実際に現場で活用しているAIモデル(Claude 3.5 SonnetやGPT-4O)の使い分けについて深掘りします。AIが推進する少人数での迅速開発という、ビジネス効率を劇的に高める未来の働き方が見えてくるはずです!🚀✨
テキストでアプリを開発する「Create.xyz」とは
Create.xyzは、アメリカのサンフランシスコを拠点とするAIスタートアップが提供する「テキスト to アプリ」のAIサービスです。
その最大の特徴は、ユーザーがプログラミングの知識はなくても、自然言語(日本語や英語など)でアイデアを入力するだけで、AIが自動的にウェブサイトやアプリを簡単に制作できるプラットフォームである点です。
プログラミング不要!自然言語でアプリを構築
ユーザーはAIと会話をしながらアプリケーションを作ることができ、これにより言語の壁を越えて、世界中の人々がアイデアを形にできるようになっています。
例えば、「SNSの管理をするアプリを作りたい」と入力するだけで、AIがアプリを構築してくれます。裏側ではコードがビルドされていますが、プログラミング知識のあるユーザーは、そのコード(例えばReact)を抜いて、自身のプロジェクトや他のプラットフォームで利用することも可能です。
Create.xyzでは、アプリ、ウェブサイト、プロトタイピングから最終製品までを迅速に制作することができます。また、チャットGPTの機能や画像生成機能、Google Mapsなど、70個以上ものインテグレーション(連携機能)を利用できるため、様々な機能を持つ複雑なアプリケーションの作成も可能です。
感じたポイント👌:私自身もCreate.xyzを使って、Google翻訳とチャットGPTの機能を組み合わせたアプリを10分もかからずに作ることができました。外部の開発会社に依頼するほどではないけれど、社内の業務効率化のために「ちょっとしたツールが欲しい」というニーズに非常に活躍しそうだと感じました。
日本で最初に話題になった驚きのユーザー層
Create.xyzのユーザー層は、アメリカのサービスでありながら、国別の割合で見るとアメリカが最も多く、次に日本のユーザーが多いという結果が出ています。
驚くべきことに、Create.xyzは日本で最初にバイラル(バズ)になり、その流れでユーザー数を増やしたそうです。日本語にも対応しているため、X(旧Twitter)などでも「こんなアプリが作れた」という投稿が多く見られます。
アメリカでは、AIツールを自作して社内向けのSaaSとして利用したり、アプリを制作して販売するなど、幅広い用途で活用されています。さらに、トヨタやソフトバンク、電通といった日本の大企業でも、プロトタイプ作成のケースで利用されている事例があり、その迅速な開発能力が注目されています。
感じたポイント👌:日本のユーザーの多さには驚きました。「自然言語で何でも作れちゃう」という点が、特に日本のエンジニアやクリエイターの心に響いたのかもしれません。
高度なアプリ開発を可能にする3つの主要機能
外部サービス連携を実現する「ファンクション」
一つ目は「ファンクション(Function)」です。これは、Create.xyzにリストされていない外部のサービスのAPIともつなげ、複雑なアプリを作成できるようにする機能です。例えば、NotionのAPIと連携してアプリケーションを作成するなど、アイデア次第で70個以上の既存インテグレーションを超える連携が可能となります。
デザインの一貫性を保つ「コンポーネント」とスタイルガイド
二つ目は「コンポーネント(Component)」です。アプリケーションやウェブサイトを構成するパーツ(ボタンなど)を個別に編集し、それを他のページやアプリ全体に適用することで、デザインの一貫性(ブランディング)を保つことができます。
また、デザインに詳しくないユーザーのために、デザインスタイルガイド(テンプレートのようなもの)も用意されており、これを選択して適用するだけで、ページ全体に一貫したデザインを反映させることができます。
会員機能や顧客管理を可能にする「データベース」
三つ目は「データベース(Database)」です。これにより、ユーザー情報(誰がサインアップしたか)を登録・追跡できるようになります。この機能を使えば、会員ログイン機能を持つアプリケーションや、社内の顧客管理アプリケーションなども構築できます。
感じたポイント👌:ノーコードでありながら、ファンクションで外部API連携、コンポーネントでデザイン管理、データベースでユーザー管理までできるとなると、ノーコードの枠を超えた本格的なSaaS開発も視野に入ってくるなと感じました。
AI活用が推進する「少人数での迅速開発」の未来
Create.xyzのCEOは、AIの進化により、今後はワークフローがさらに自動化(オートメイト)されるという予測を立てています。
また、少ないチームメンバーでも、より簡単に、早く、いろいろな開発ができるようになるという考えを共有しており、Create.xyzのようなテキスト to アプリのプラットフォームが、この少人数での迅速開発というトレンドを強力に推進していくとしています。
感じたポイント👌:開発だけでなく、デザイン、マーケティング、リサーチまでAIをフル活用し、Create.xyz自体を使ってインターナルツールを作るというAIスタートアップの働き方こそ、AI時代の最も効率的な組織体制なのかもしれません。
この記事をまとめると…
- Create.xyzは、アメリカのAIスタートアップによるテキスト to アプリのプラットフォームであり、プログラミング知識なしで自然言語からアプリやウェブサイトを構築できる。
- ユーザー層はアメリカに次いで日本が2番目に多く、トヨタやソフトバンクといった大企業でもプロトタイプ作成に利用されている。
- 高度な機能として、外部API連携を可能にするファンクション、デザインの一貫性を保つコンポーネント、会員機能などを実装するデータベースが提供されている。
- AIモデルの使い分け:CEOはGPT-4OとClaude 3.5 Sonnetを活用し、特にデザインやコード生成の領域ではClaude 3.5 Sonnetが高評価。
- 未来予測:AI活用によりワークフローの自動化が進み、少人数で迅速に開発できる時代が到来すると見込まれている。
配信元情報
- 番組名:AIロボシンク
- タイトル:【インタビュー】アメリカのAIスタートアップCreate.xyzに話しを伺いました
- 配信日:2024-12-17


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