アメリカのトランプ大統領がニューヨーク・タイムズを名誉毀損で提訴しました。請求額はなんと2兆円超。背景にある報道との関係や、過去の訴訟との違いをQ&A形式で解説します⚖️📰
配信元情報
- 番組名:ニュースコネクト
- タイトル:損害賠償請求2.2兆円、トランプ大統領がNYTを名誉毀損で提訴
- URL:News Connect 〜あなたと経済をつなぐ5分間〜
- 配信日:2025年9月19日
今回の配信内容🎧
トランプ大統領が米紙ニューヨーク・タイムズを名誉毀損で提訴。請求額は150億ドル(約2兆2000億円)にのぼり、報道の自由をめぐる大きな論争へと発展しています。過去のテレビ局提訴や、背景にあるエプスタイン事件との関わりについても触れます。
Q1. トランプ大統領はなぜNYタイムズを訴えた?
トランプ氏は、自身の名誉を傷つける虚偽報道を続けてきたとして、150億ドルの損害賠償を請求しました。
SNS「トゥルース・ソーシャル」では、NYタイムズを「急進的民主党の代弁者」と非難。長年にわたり虚偽を広め、自分を中傷してきたと主張しています。
Q2. NYタイムズ側の反応は?
NYタイムズは強く反発し、
- 「法的根拠に欠ける」
- 「独立した報道を抑圧する試み」
- 「威圧的な戦術には屈しない」
と声明を出しています。今回の訴訟は、批判的な報道を封じ込める狙いがあるのではないか、とも指摘されています。
Q3. 過去にも同じような訴訟はあったの?
はい、今回が初めてではありません。
- CBS:副大統領インタビュー報道を巡り、約1兆5000億円を請求 → 親会社が23億円支払いで和解
- ABC:報道による名誉毀損で訴訟 → 同じく23億円で和解
- NBC など他のネットワークにも圧力をかけ、放送免許剥奪を示唆したこともあります
今回はテレビ局ではなく、新聞社が標的となった点が特徴です。
Q4. 訴訟の背景に「エプスタイン事件」がある?
NYタイムズは、少女の性的搾取で起訴され収監中に自殺した ジェフリー・エプスタイン元金融家 とトランプ氏の関係について記事を掲載していました。
さらにウォール・ストリート・ジャーナルが「手紙のやり取り」を報じた際にも、トランプ氏は1兆5000億円規模の訴訟を起こしています。
こうした動きは、親密な関係を報じられることへの防御策とも見られています。
Q5. この訴訟が持つ意味は?
アメリカ社会では、
- 「報道の自由を脅かす深刻な動き」
- 「権力者が不都合な報道を法的圧力で封じるのは危険」
と懸念する声が広がっています。
一方で、メディア側もビジネス上「勝ち目のない訴訟なら和解して早期解決する」現実があるため、結果的に表現の自由が萎縮するリスクも高まります。
まとめ👍
今回のNYタイムズ提訴は、過去のテレビ局訴訟に続く「報道への圧力」として大きな注目を集めています。背景にはエプスタイン事件をめぐる報道があり、トランプ政権の強硬姿勢は今後さらに強まる可能性があります。
民主主義の根幹である「報道の自由」がどこまで守られるのか。アメリカだけでなく世界に影響するテーマとして見守る必要がありそうです。


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