ザ・マネー(火曜)/投資情報と市場動向の番組ガイド

9月2日の東京株式市場は、米国株の反発を受けて寄り付きは買い優勢だったものの、半導体株の調整や中国経済指標の弱さが重しとなり、上値は限定的な展開となりました。番組では国内外のマーケット動向、注目セクター、週後半の重要イベントを踏まえた投資戦略について解説が行われました。


配信元情報
番組名:ザ・マネー
タイトル:火曜日は今だから知りたい投資な世界(2025.09.02放送分)
URL:https://www.radionikkei.jp/themoney/

目次


マーケット総括

項目数値/動向
日経平均株価42,180円55銭(+120円40銭・+0.29%)
TOPIX3,065.18(+8.12・+0.27%)
安値/高値42,050円/42,250円
ドル/円146円78銭〜146円95銭
プライム市場売買代金約2兆9,600億円
値上がり銘柄数1,020(63%)
値下がり銘柄数560(34%)
マザーズ指数-0.2%
VIX(米株ボラ)20.2
  • 米国株の反発を受け、寄り付きは買い優勢
  • 半導体株の調整が続き、指数の上値を抑制
  • 中国製造業PMIの弱さがアジア株全体の重しに
  • 原油価格の上昇でエネルギー関連株が堅調
  • 為替は円安基調が続き、輸出関連株を下支え
  • 週後半の米ISM・雇用統計を控え、機関投資家は様子見姿勢

解説ポイントと背景

  1. 米国市場の反発と日本株の連動性
    前日の米株はハイテク中心に反発。日本市場も寄り付きは買い優勢だったが、米金利動向や為替水準を意識し、上値では利益確定売りが優勢となった。
  2. 半導体株の調整継続
    NVIDIA決算後の利食い売りが続き、東京市場でも半導体関連が軟調。好業績でも短期的には材料出尽くし感が意識されやすい局面。
  3. 中国経済指標とアジア株の動き
    中国の製造業PMIが市場予想を下回り、上海・香港市場が軟調。日本株にも心理的な重しとなり、景気敏感株の一部が売られる展開。
  4. 原油価格の上昇とエネルギー株
    中東情勢の緊張や需給逼迫観測で原油価格が上昇。国内外で石油・資源関連株が買われ、インフレ懸念も再燃。
  5. 為替相場の小動きと輸出入企業の明暗
    ドル/円は146円台後半で小動き。輸出企業は為替差益期待が継続する一方、輸入コスト増が内需企業の利益圧迫要因に。
  6. 今週後半の重要イベント待ち
    米ISM非製造業景況指数(9/4)や米雇用統計(9/5)を控え、機関投資家は様子見姿勢。短期的な方向感はイベント後に出やすい構図。

出演者の視点

  • 米国市場の反発は日本株に追い風だが、上値追いには慎重さが必要
  • 半導体株は短期的な調整局面入りも、中長期ではAI需要が下支え
  • 中国経済減速はアジア株全体の投資マインドに影響
  • エネルギー価格上昇は資源株に追い風だが、インフレ懸念も伴う
  • 為替動向がセクター間の明暗を分ける

注目セクター&銘柄

銘柄コード銘柄名注目理由
5020ENEOS原油価格上昇による業績押し上げ期待
8058三菱商事資源価格上昇と商社株人気の継続
6501日立製作所インフラ・エネルギー分野の受注拡大
6758ソニーG円安メリットとエンタメ・半導体事業の成長期待

モデルポートフォリオ例

資産クラス銘柄例配分想定年利
高配当株5020、805830%約4.0%
REIT3283、895420%約4.5%
グロース株675815%約8.0%
債券(ETF)国債ETF20%約1.5%
キャッシュ15%約0.1%

テクニカル分析

  • 日経平均サポート:41,800円
  • 日経平均レジスタンス:42,500円
  • ドル/円下値メド:146.50円
  • ドル/円上値メド:147.20円

投資戦略とリスク管理

  • 短期:重要経済指標発表前のポジション調整
  • 中期:エネルギー・資源関連や政策テーマ株を押さえる
  • リスク要因:米金融政策の不透明感、中国経済減速、地政学リスク

シナリオ別リスク・リワード

シナリオ内容影響
強気米利下げ観測強まり円安進行輸出株買い、外資流入加速
中立現状維持でレンジ相場ボラティリティ低下
弱気利下げ見送りで円高再燃輸出株下落、リスク回避姿勢強化

今後のスケジュール

日程イベント
9/4米ISM非製造業景況指数
9/5米雇用統計(8月分)

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