OpenAIの怒涛の12日間!O1 Proモード、Sora、月額3万円プランを徹底解説

AI・テクノロジー

😮‍💨 2024年の年末、OpenAIは驚くべき勢いで新機能のリリースを続けました。「12 Days of OpenAI」と題されたこのイベントでは、推論モデルO1の正式リリース、動画生成AI Soraの一般公開、そして最も話題を呼んだ月額約3万円のプロプランが登場しました。有料プランに課金して、この最高性能を誇るO1 Proモードを試した筆者の正直な感想も含め、これらの最新アップデートを深掘りします。この情報が、あなたのAI戦略を次のレベルへと引き上げるきっかけになるかもしれません。🚀✨


O1モデルの正式リリース:推論性能の向上と無料ユーザーの利用方法

OpenAIは2024年12月6日から12日間連続で新しい発表を行う「12 Days of OpenAI」を開始しました。その初日に発表されたのが、新しい推論モデル「O1」の正式リリースです。

O1モデルとは?推論に特化した高性能モデル

O1は、以前プレビュー版として公開されていた「O1プレビュー」の正式版にあたります。O1プレビューと比較して、O1の方が性能が向上しています。

O1モデルの最大の特徴は、AIが思考を重ねて回答を導き出すことに特化した「推論モデル」である点です。複雑なタスクの解決や、より深い考察が求められるシーンで真価を発揮します。

推奨タスク例

  • アイデア出し・戦略の壁打ち: 多角的な視点や気づきを提供。
  • プログラミング関連: エラー対応や複雑なロジックの整理に有効。

有料ユーザーであれば、O1モデルを利用できますが、プラスプラン(月額20ドル)では利用回数に制限があります。

無料ユーザーもO1プレビューを試せる「天秤AI」

O1の正式版は有料向けですが、無料ユーザーでもO1プレビューを試す方法があります。それは、GMOが公開している「天秤AI」というサービスを利用することです。天秤AIは、ChatGPT、Gemini、Claudeなど、複数のAIモデルに同じプロンプトを投げて生成結果を比較できるサービスで、O1プレビューを無料で試用可能です。

感じたポイント👌:推論モデルは難解タスク向けの印象ですが、「非エンジニアでもコード作成の補助が受けられる」点は業務の幅を広げるうえで実用的だと感じました。

賛否両論を呼んだ月額3万円の「プロプラン」を検証

OpenAIはO1モデルの発表と同時に、新しい最上位プラン「プロプラン」を公開しました。価格は月額200ドル(約3万円)。従来のプラスプラン(月額20ドル、約3,000円)の約10倍です。

O1 Proモードの性能は?

プロプランの最大特典の一つが、「O1 Proモード」という最高性能モードを利用できること。実際に課金して試したところ、回答精度は非常に高いという印象。戦略立案タスクでO1 ProとGPT-4Oを比較した結果、O1 Proの方が明らかに高精度という事例もありました。性能面では、料金に見合う価値が感じられます。

「持て余す」という正直な感想

一方で、最高性能ゆえに一般業務では持て余す可能性も。東大入試レベルの問題を解く、毎日複雑な戦略立案をする、といった特殊なニーズがない場合、日常的にフル活用するのは難しいかもしれません。

ただし、毎日プログラミングを行うエンジニアにとっては、高精度な相棒を月額3万円で得られると考えれば、コストに見合う価値があると評価できます。

プロプランのその他特典

  • O1モデルの無制限利用: プラスプランでは制限があるが、プロでは無制限。
  • アドバンストボイスモードの無制限: 高度な音声会話機能を制限なく利用可能。

頻繁に上限まで使うユーザーには適していますが、現状の機能を踏まえた個人的見解では、プロプランは一旦見送りという判断が下されています。

感じたポイント👌:価格はインパクト大。ただ、価値は業務内容と頻度次第。特に「毎日コード・高度戦略」なら投資価値あり、そうでなければ慎重に。


動画生成AI「Sora」がついに一般公開

OpenAIの12日間の3日目に、動画生成AI「Sora」の一般公開が発表されました。2024年2月のデモ動画公開時から既存モデルを凌ぐ精度で注目され、年末に満を持して公開。

Soraの利用条件と機能

  • 利用条件: 有料プランから利用可能。
  • アクセス方法: ChatGPT画面ではなく、専用サイトsora.comから操作。ChatGPTアカウントでログイン。
  • 精度: 実際の検証でも非常に高精度

主な機能

  • ストーリーボード: 複数動画を画面上で連結可能。
  • 動画尺: 最大20秒
  • 設定調整: アスペクト比や画質の細かな設定が可能。
  • プロンプト: 日本語でも可だが、IMEの都合もあり英語プロンプト推奨

感じたポイント👌:年末公開は朗報。連結できるストーリーボードは実制作での使い勝手が良く、短尺でも企画〜試作の反復が早い。

OpenAI怒涛の12日間:その他の注目トピック

専門家レベルのAI構築:Re-Inforcement Fine Tuning

2日目には、リインフォースメント・ファインチューニング(Re-Inforcement Fine Tuning)が発表。既存のO1モデルをさらに強化・特化できる枠組みで、法律・医療・金融など専門タスクで専門家レベルAIを目指すもの。

  • 対象: 現時点では企業・研究機関・大学からの申請ベース。
  • 一般公開: 2025年初頭予定。

最終日のサプライズ予想

収録時点では3日目まで。12日目(最終日)にサプライズがあるのでは、との予想も。プロプラン機能追加や、期間限定の全機能無料開放など、期待が高まる展開。

感じたポイント👌:高性能から「業務特化」への進化。隆起するのは汎用モデルではなく、ドメイン特化モデルの実戦投入。


この記事をまとめると…

  • O1モデル正式リリース: 推論特化のO1が正式公開。無料ユーザーは天秤AIでO1プレビューを試せる。
  • プロプラン登場: 月額200ドル(約3万円)O1 Proモードで最高性能を享受。プログラミングや高度戦略で高い精度。
  • Sora一般公開: 有料ユーザー向けにsora.comで提供。最大20秒ストーリーボード、細かな設定、英語プロンプト推奨。
  • Re-Inforcement Fine Tuning: 専門領域に特化したAI構築の枠組み。現時点では企業・研究機関向けで、一般公開は2025年初頭予定。

配信元情報

  • 番組名: AIロボシンク
  • タイトル: o1 pro mode, Sora, OpenAIの怒涛の12日間が幕を開けた
  • 配信日: 2024-12-10

コメント

タイトルとURLをコピーしました